FP通信講座おすすめ比較【2025年版】合格に強い人気9社を解説

FP技能検定は家計管理や保険、税制、年金制度などを体系的に学べる国家資格です。

なかでもFP2級と3級は生活に直結した知識を習得でき、働きながら学びたい社会人や家計を担う家庭で役立てることができます。

厚生労働省の発表によると、ファイナンシャル・プランニング職種の受検申請者数は、令和5年度の技能検定で47万2,050人となりました。

参照元:令和5年度「技能検定」の実施状況を公表します – 厚生労働省

受験した人たちの中でも、時間や場所にとらわれずに学習できる通信講座で学び、合格した人もいます。

本記事では、合格実績やサポート体制に優れた8つの講座について紹介、FP技能検定に合格するために必要な情報も解説します。

目次

主要9社のFP通信講座を比較し受講前の不安を解消する

FP技能検定を通信講座で目指すなら講座内容や合格実績だけでなく、料金や受講形式、サポート制度を事前に確認しておく必要があります。

とくに初学者は、教材構成や質問対応の有無を比較せず選ぶと、学習に支障をきたす可能性があります。

FP3級と2級の通信講座が受講できる、主要8社を紹介します。

スクロールできます
講座名対応級料金(3級+2級)教材形式・構成合格実績サポート内容
スタディング3級・2級31,900円(税込)スマホ特化/動画+Webテキスト合格体験談あり(公式掲載)学習Q&A機能/自動応答形式
フォーサイト3級・2級60,800円(税込)〜フルカラー冊子+映像講義2級合格率90.5%(2023年9月)講師による質問対応/回数無制限
アガルート3級・2級49,280円(税込)~テキスト+講義動画/短期集中型調査中回数制限なし/マイページ経由で質問可能
ユーキャン3級・2級64,000円(税込)冊子教材中心/添削付きカリキュラム合格率非公開だが受講者数多数メールでの無制限質問/添削5回
TAC3級・2級108,000円(税込)通学・通信/テキスト+講義動画長年の実績あり(公式コース別合格実績)講義内質問+Web質問対応
LEC3級・2級95,700円(税込)冊子教材/単科・パックあり合格率非公開/累積合格者数提示講師回答あり/一部制限付き
資格の大原3級・2級66,000円(税込)通学・通信/演習重視のテキスト構成コース別実績掲載あり教室質問対応(通学)+Web相談
クレアール3級・2級49,500円(税込)冊子テキスト/非常識合格法+映像講義合格体験記多数(Web公開)回数制限あり/電話・メール対応
日本マンパワー3級・2級79,420円(税込)Webテキスト+講義動画+提案書演習合格率非公開/AFP提案書添削あり質問対応あり(Web)/添削対応

参照元:スタンディングFP講座受講料・お申し込み – フォーサイト費用について- ユーキャンFP(ファイナンシャル・プランナー)コースリスト – 資格の大原コース案内・受講料 – クレアール

ご覧のとおり、通信講座によって教材も異なるだけでなく、サポート内容も異なります。

FP通信講座の中でも教材が分かりやすく、費用面で負担が小さいのがスタンディングです。

スタディングはスマホ完結の教材と低価格で受講しやすい通信講座

スタディングのFP通信講座は、スマートフォンで完結できる教材構成が採用されており、通勤や家事の合間に学習を進めたい人に向いています

動画講義や確認テスト、Webテキストなどをすべてオンラインで操作できるため、紙の教材が不要で、すき間時間を活用しやすい点が特長です。

受講料は3級・2級それぞれに設定がありますが、セット受講によって全体の負担を抑えられます。

スタンディングは教育訓練給付制度の対象講座にも指定されているため、条件を満たせば国から支給を受けられます。

項目内容
対応級3級・2級セットまたは単科で受講可能
教材構成動画講義、Webテキスト、スマホ対応の問題演習機能
質問対応学習Q&Aチケット制(10枚)
受講料3級のみ4,950円(税込)
2級のみ29,700円(税込)
3級+2級セット通常:31,900円/キャンペーン:28,900円(税込)
教育訓練給付制度を利用した場合対象:3級+2級セット
実質負担:25,520円(支給額:最大6,380円)

スタディングを利用した人からは、スマホ完結の操作性や価格のわかりやすさ、すき間時間で学習できる点などが支持されています。

受講の声

30代・会社員・男性
通勤時間や昼休みなどのすき間時間を活用して学習できました。
スマホ一つで完結するので、忙しい日々の中でも効率的に勉強を進められ、無事に合格できました。

40代・主婦・女性
子育てと家事の合間に学習を進められるのが魅力でした。
夜、子どもを寝かしつけた後に布団の中でスマホを使って勉強できたので、無理なく続けられました。

20代・転職希望・男性
費用が抑えられているのに、内容が充実していて驚きました。
教育訓練給付制度も利用できたので、実質的な負担が少なく、コストパフォーマンスが非常に高いと感じました。

スタンディングは限られた時間でも無理なく続けられるしくみが整っており、忙しい人でも取り組みやすいFP通信講座です。

フォーサイトは合格実績と教材の完成度で選ばれている通信講座

フォーサイトのFP通信講座は、フルカラーテキストや動画講義、確認テストを組み合わせた教材構成で、初学者でも理解しやすい学習環境が整っている通信講座です。

合格率も2023年9月試験で90.5%(公式発表)を記録しており、全国平均を大きく上回る実績を残しています。

講義は専用eラーニング ManaBunで視聴でき、進捗状況の確認や問題演習もスマートフォンで完結します。

学習内容は2級とAFP認定研修に対応しており、実務力を身につけながら資格取得を目指すことが可能です。

FP3級対策も含まれるバリューセット講座は、教育訓練給付制度の対象となっており、条件を満たせば受講料の20%が支給されます。

項目内容
対応級3級+2級+AFP(セット受講のみ/バリューセット)
教材構成フルカラーテキスト、動画講義、確認テスト、ManaBun
質問対応専用フォームからの質問/講師または事務局対応
受講料バリューセット160,800円(税込)
バリューセット265,800円(税込)
教育訓練給付制度を利用した場合対象:バリューセット1、バリューセット2
実質負担:48,640円〜(支給額:最大13,160円)

バリューセット1とバリューセット2は、試験日までの期間や自習での対策力に応じて選びましょう。

バリューセット1は基本的な学習内容に特化しており、バリューセット2は直前対策講座や模擬試験が追加されているため、本番対策を強化したい人に最適です。

フォーサイトを利用した人からは、教材の見やすさや合格率の高さ、費用対効果の良さなどが支持されています。

受講の声

50代・公務員・男性
退職後の備えとしてFP資格を取得しました。
文字が見やすいフルカラーテキストで、内容も段階的に整理されており、年齢に関係なく無理なく進められました。

30代・フリーランス・女性
在宅ワークの合間に学習を進めました。ManaBunで学習の進捗を管理できたので、自分のペースを崩さず継続できました。
質問フォームからの問い合わせにも丁寧に対応してもらえたのが印象的でした。

20代・大学生・男性
就職活動前に資格を取りたくて申し込みました。模擬試験や直前対策講座がしっかりしていたおかげで、本番も落ち着いて受けられました。
初めての通信講座でしたが、画面操作や教材の流れもわかりやすかったです。

教材の完成度と合格実績を重視する人にとって、フォーサイトは最適な通信講座です。

アガルートは合格特典と短期集中カリキュラムで効率重視の学習に対応した通信講座

アガルートのFP通信講座は、短期間で効率よく合格を目指す人に適したカリキュラム構成が特長です。

2024年5月試験では、教材修了者の合格率が91.67%(公式発表)となっており、受講者数も過去3年間で3.87倍に増加している短期集中型の通信講座です。

参照元:FP技能検定 – アガルート

講義は1回あたり10〜30分と短く区切られ、要点に絞った解説により、限られた時間でも集中して学べます。

教材は紙テキストと映像講義を併用して進める形式で、図表や過去問に対応した演習も充実しています。

さらにFP技能検定に合格した場合、所定の条件を満たせば受講料全額がAmazonギフト券で返金される合格特典が用意されています。

合格特典を利用するには、講義動画の全視聴と合格体験記の提出などの条件を満たす必要があります。

質問は専用フォームから回数無制限で送信でき、講師や事務局が個別対応する仕組みとなっています。

項目内容
対応級3級+2級+AFP(セット受講のみ)
教材構成紙テキスト、動画講義、過去問演習、要点まとめ
質問対応専用フォームからの質問(回数無制限)
受講料49,280円(税込)/3級+2級+AFPセット
教育訓練給付制度を利用した場合非対応(給付制度の対象講座ではありません)

教育訓練給付制度は利用できないものの、合格特典があるなど費用面の負担は軽減できます。

アガルートのFP講座は専門用語や制度の仕組みが複雑な分野でも、短時間で要点を押さえられる講義であるため、基礎から段階的に理解したい人にも適しています。

受講の声

50代・小規模事業主・男性
教材のボリュームがちょうどよく、仕事の合間に学習しやすい構成でした。
独学で感じていた出題範囲の広さに不安がありましたが、短時間の講義で要点を押さえられて助かりました。

30代・時短勤務・女性
子どもを寝かしつけた後など、まとまった時間が取れない中でも続けやすい講座でした。
講義が細かく区切られているので、自分のペースで進められたのが良かったです。

20代後半・転職活動中・男性
前職での退職後に資格取得を目指しました。受講料がやや高めと感じましたが、合格特典で実質的な負担が減ると知り、安心して申し込めました。
動画とテキストの連携もわかりやすく、効率よく学べました。

講義の密度と返金制度の組み合わせにより、アガルートは短期合格を目指す人に適した通信講座です。

ユーキャンは紙テキストと添削中心で初学者にも取り組みやすい通信講座

ユーキャンのFP通信講座は、フルカラーの紙テキストを中心に据えた構成で、資格学習が初めての人でも段階的に理解を深められる内容になっています。

標準の学習期間は6か月とされていますが、受講開始から12か月までは添削課題の提出や質問対応など、サポートを継続して受けられる仕組みです。

教材は紙テキストのほかに、過去問題集や解説動画もセットになっており、視覚的に情報を整理しながら学習を進められます。

添削課題には講師からコメントがついて返却され、自分の理解度を確認しながら学習の定着を図ることができます。

質問制度はメール形式で、決められた回数内で講師へ問い合わせが可能です。

項目内容
対応級3級+2級(セット受講のみ)
教材構成フルカラーテキスト、過去問題集、解説動画
質問対応メールによる質問(回数制限あり)
添削指導あり(課題提出方式・コメント付き返却)
受講料64,000円(税込・一括払い)/セット受講
教育訓練給付制度*を利用した場合対象:3級+2級セット
実質負担:51,200円(支給額:最大12,800円)
※教育訓練給付制度を利用するには、受講前にハローワークでの申請手続きが必要です。

合格率は公表されていませんが、ユーキャンはFP講座以外にも多様な分野の講座を展開しており、通信講座として認知度から受講者の実績や体験談も確認できます。

受講の声

50代・会社員・男性
長年紙の教材で学んできたため、テキスト中心の講座を探していました。
フルカラーで見やすく、添削のコメントも具体的だったので迷わず進められました

40代・パート勤務・女性
初めての資格学習でしたが、要点が整理されていて理解しやすかったです。
毎月課題が届くペース配分も自分に合っていて、子育てとの両立がしやすかったです。

20代・正社員・女性
スマホ中心の講座も検討しましたが、紙で読み込んで理解したい自分には合っていました。
添削も質問対応もあるので、つまずいたときにも安心できました。

ユーキャンは紙媒体で学習に慣れている人や、添削と課題を通して理解を深めたい人には継続しやすい通信講座です。

TACは講義の分かりやすさと実績重視の学習設計が魅力になっている通信講座

TACのFP通信講座は、試験傾向に対応した講義内容と、専門講師による解説に重点を置いたカリキュラム構成が特長です。

対応しているのはFP3級と2級で、重要項目を厳選したカリキュラムにより、基礎から効率的に知識を習得できます。

テキストや講義動画は自宅での学習に適した設計となっており、スマートフォンやパソコンで講義を視聴することも可能です。

教材には、オリジナルテキストのほかに、過去問をもとにした問題演習や要点まとめも含まれています。

過去の出題傾向に沿って内容が整理されているため、試験対策に集中しやすいカリキュラム構成です。

質問対応は、専用の投稿フォームの教えてメイトが利用でき、受講中は何度でも利用できます。

講義や教材でわからないところは、講師が返信してくれる仕組みとなっています。

項目内容
対応級3級+2級(単体申込も可能)
教材構成オリジナルテキスト、講義動画、過去問演習、要点整理資料
質問対応教えてメイト(回数無制限・講師が対応)
添削指導なし
セット受講料3級15,300円(税込)〜
2級101,000円(税込)
3級+2級セット108,000円(税込)
教育訓練給付制度を利用した場合対象:2級
実質負担80,800円(支給額:最大20,200円)
対象:3級+2級セット
実質負担:86,400円(支給額:最大21,600円)
※教育訓練給付制度を利用するには、所定の申請手続きと条件の確認が必要、受講料の20%(上限10万円)が支給されます。

参照元:3級本科生2級本科生FP3・2級本科生

TACではFP資格の指導実績をもとに、受講料や教材構成が段階的に設計されているため、初学者でも実務レベルまで対応できるようになります。

受講の声

40代・会社員・男性
出題の傾向に沿った講義内容で、独学では得られない視点を多く吸収できました。
通勤時間に講義動画を活用できたのも、継続の助けになりました

30代・育休中・女性
自宅学習でも緊張感が保てる講義の進め方で、集中しやすかったです。
質問にもすぐ返答があったので、つまずく前に先に進めました。

20代・営業職・男性
2級と3級のセットで受講しました。論点が整理された教材で、理解が深まりました。
教えてメイトは細かい点でも丁寧に答えてくれるのが良かったです。

TACのFP通信講座は、講義と問題演習が試験範囲に直結した内容で構成されており、限られた時間で確実に得点力を高めたい人に最適です。

LECは質問しやすく受講形式も選べる通信講座

LECのFP通信講座は、質問制度の使いやすさと受講形式の選択肢がそろっており、学習スタイルに合わせて無理なく取り組める構成となっています。

受講形式は、自宅での学習を前提とした映像講義とテキスト教材を組み合わせた構成です。

パソコンやスマートフォンを使って受講できるため、日常生活の中で学習時間を確保しやすくなっています。

教材は図表を交えたテキストに加え、講義映像や過去問題集、模擬試験で構成されています。

講座には2級の実技対策も含まれており、初めて学ぶ人でも段階的に内容を整理しながら学ぶことが可能です。

質問対応には教えてチューターといった専用フォームが用意されており、受講期間中は何度でも送信できます。

投稿内容は講師またはスタッフが確認し、順次個別に回答してくれます。

項目内容
対応級3級・2級・AFP(セットまたは単体)
教材構成オリジナルテキスト、講義動画、過去問題集、模擬試験
質問対応教えてチューター(回数無制限・講師やスタッフが対応)
添削指導なし
受講料3級合格パック15,400円(税込)
2級FP・AFP対策パック88,000円(税込)
3・2級FP・AFP対策パック95,700円(税込)
教育訓練給付制度を利用した場合対象:2級FP・AFP対策パック
実質負担:70,400円〜(支給額:最大17,600円)
対象:3・2級FP・AFP対策パック
実質負担:76,560円〜(支給額:最大19,140円)

参照元:2級FP技能士 講座案内3級FP講座案内

LECでは映像とテキストから受講形式を選べるだけでなく、講師への質問が無制限でおこなえるため、自宅で自分のペースを守りながら学びたい人に適しています。

受講の声

50代・会社員・男性
平日は仕事が忙しく、帰宅後の限られた時間で学習していましたが、DVD講座で集中して取り組めました。
質問フォームで専門用語の解釈を確認できたのが安心材料になりました。

30代・パート勤務・女性
子育ての合間に学べる教材を探していてLECを選びました。映像とテキストのバランスがちょうど良く、独学では理解しづらいところもクリアになりました。

20代・学生・男性
スマホでも受講できたので、通学中に講義を見て、家で復習という使い分けができました。
質問にもすぐ返答が来たので、わからないことを放置せずに進められました。

学習の中で制度や用語が難しいと感じたときでも、すぐに質問できる体制が整っているため、独学では理解が進みにくい人にも適した講座です。

資格の大原は模試と提案書指導で実践力を高めるFP通信講座

資格の大原のFP通信講座は、模擬試験や提案書作成の演習量が多く、知識だけでなく応用力や実務対応力の習得も重視されています。

対応講座はFP3級対策講座、FP3級+2級+AFP認定研修の総合講座があり、学習経験や受験級に合わせ段階的に学べます。

受講形式はWeb通信、DVD通信、教室通学、映像通学の4種類から選択でき、生活スタイルに応じた柔軟な学習が可能です。

質問対応はメールと電話の両方で受け付けており、受講期間中は回数無制限で利用できます。

項目内容
対応級3級のみ
3級+2級+AFP(セット受講)
教材構成テキスト、講義動画、過去問題集、模擬試験、提案書作成指導(AFP対応)
質問対応メール・電話での質問対応(回数無制限)
添削指導模擬試験・提案書などの添削あり
受講料3級17,600円(税込)
パススルFP(2級・AFP)66,000円(税込)
初歩からの2級(AFP)合格コース65,100円(税込)
教育訓練給付制度を利用した場合*対象:パススルFP(2級・AFP)
実質負担:52,800円(支給額:最大13,200円)
対象:初歩からの2級(AFP)合格コース
実質負担:52,080円(支給額:最大13,020円)
※3級講座は対象外

参照元:FP(ファイナンシャル・プランナー)コースリスト

資格の大原の通信講座では、試験対策と実務対応の両面に重点が置かれています。

とくにAFP認定研修に必要な提案書作成では、添削指導を通じて実務的な力を養えるため、独学では対応しづらい分野も学びやすくなります。

受講の声

50代・公務員・男性
提案書の添削では、提出後に具体的な改善点まで返ってきたので実務的な理解が深まりました。
模擬試験も本番に近い形式で、時間配分の練習に役立ちました。

40代・兼業主婦・女性
仕事と家事の合間に進めるには大変でしたが、教材にそって進めるだけで提案書まで自然と完成できました。
疑問はすぐ電話で聞けるので、通信でも孤立せずに学べました。

20代・大学生・男性
過去問よりも模試の方が難しく感じましたが、そのおかげで試験当日は焦らず対応できました。
提案書の内容が苦手でしたが、添削コメントが明確だったので最後まで取り組めました。

模擬試験の豊富さや提案書の指導内容を重視する人にとって、資格の大原は実務対応まで見据えた通信講座として最適な通信講座です。

クレアールは短期集中カリキュラムと低価格が特長のFP通信講座

クレアールのFP通信講座は、短期間で効率よく合格を目指せる学習設計と受講しやすい価格帯が特長です。

出題頻度の高い論点に内容を絞って講義が構成されているため、短時間でも合格に直結する知識を学べます

たとえばFP2級の場合、他の通信講座では150〜300時間が目安とされる中、クレアールは約120〜200時間で学べます。

教材は講義動画、テキスト、過去問演習で構成されており、スマートフォンやパソコンでの学習に対応しています。

講義は要点を整理した内容で、初学者でも段階的に理解を深めやすい設計です。

クレアールはFP3級と2級を単体でも受講できますが、セット講座として受講することも可能であり、費用も抑えることが可能です。

質問対応はメールで回数無制限となっており、疑問点をその都度確認しながら学習を進められます。

項目内容
対応級3級、2級、3級+2級(セット受講)
教材構成講義動画、テキスト、過去問題集、重要論点まとめ
質問対応メールでの質問対応(回数無制限)
添削指導なし
受講料*3級11,000円(税込)
2級44,000円(税込)
3級+2級セット49,500円(税込)
教育訓練給付制度を利用した場合対象:3級+2級セット
実質負担:42,540円(支給額:最大6,960円)
※キャンペーン期間中は20%割引が適用される時があり(2月・3月・4月・5月・6月・9月あたり)

クレアールは低価格でありながら、出題傾向に基づいて作られた効率重視のカリキュラム構成であるため、限られた学習時間でも成果を出したい人に向いています。

受講の声

40代・時短勤務・男性
平日は仕事と育児でまとまった時間が取れませんでしたが、クレアールの講義は短く要点がまとまっていて助かりました。
出題されやすい分野だけに集中できる点も、忙しい自分には合っていました。

30代・派遣社員・女性
他社よりも受講料が安く、教育訓練給付制度も対象だったので、経済的にも無理なく始められました。
質問にメールで丁寧に答えてもらえたので、不安なく進められました。

20代・会社員・男性
勉強に時間をかけすぎずにFP2級を取得したかったので、非常識合格法の考え方は自分にぴったりでした。
過去問の出題傾向を分析した講義内容で、効率的に対策できたのがよかったです。

クレアールは合格に直結する分野を重点的に学ぶため、時間をかけずに結果を出したい人に最適な通信講座です。

日本マンパワーはAFP認定研修を重視した実務寄りのFP通信講座

日本マンパワーのFP通信講座は、AFP認定研修に対応しており、実務に活かせる内容を学びたい人に最適です。

教材は図表を活用したWebテキストと講義動画で構成されており、提案力の育成も重視されています。

AFP認定に必要なライフプラン設計書は、顧客の資産状況や将来設計に基づいて作成する提案書であり、その作成方法も段階的に学べます。

添削指導にも対応しており、知識の定着だけでなく実務的な理解まで深めることが可能です。

また、質問対応も可能であり、受講期間内であれば、個別のサポートを受けながら学習を進めることができます。

FP技能士2級・3級の講座は、図表を活用したWebテキストと講義動画で構成されており、パソコンやタブレットを使って学習できます。

紙教材は含まれていないため、印刷や紙ベースでの学習を希望する場合は、別講座の検討が必要です。

項目内容
対応級3級、2級(単体受講)
教材構成Webテキスト、講義動画、ライフプラン設計書作成演習
質問対応受講期間内に対応可(Web提出形式)
添削指導提案書の添削あり(AFP講座)
受講料3級16,720円(税込)
2級62,700円(税込)
教育訓練給付制度非対応(対象講座の明記なし)

参照元:日本マンパワー

日本マンパワーのFP通信講座は、試験対策と実務力の養成を両立できる構成となっており、資格取得後も実践的に知識を活用したい社会人に向いています。

受講の声

40代・管理部門・男性
転職後、業務に関連した知識を深めるために受講しました。試験勉強だけでなく、提案書の添削指導で実務で役立つ視点が身についたのが大きな成果でした。

30代・キャリア支援業・女性
他社の通信講座ではなかなか対応してもらえなかった提案書の内容も、丁寧に添削してもらえて安心しました。Webテキストもわかりやすく、無理なく進められました。

50代・金融業界・男性
実務経験はあっても資格取得は初めてでしたが、演習課題が体系的に構成されていて、自信を持って提出できる提案書が作れました。

日本マンパワーの通信講座は試験対策だけでなく、提案書作成など実務的なスキルまで身につけたい人にとって適した選択肢です。

FP通信講座は学習スタイルとサポート体制の相性で選ぶ

FP技能検定に合格するためには、教材のわかりやすさや進め方のしやすさに加え、疑問を解消できる質問対応の仕組みや学習を継続できる環境が重要です。

通信講座にはさまざまな種類があり、教材の構成や受講期間、学習支援の仕組みに違いがあります。

受講する人の年齢や生活リズム、過去の学習経験によって向き不向きがあるため、事前に講座の特長を把握しておくことが大切です。

とくに初学者の場合、学習を続けやすい教材やカリキュラムであることに注目しましょう。

初学者でも続けやすい教材構成と学習方法に注目する

FP技能検定では、保険や税制をはじめとする幅広い分野から問題が出題されます

とくに初学者は、各制度の違いや専門用語の意味を理解するのに時間がかかることがあるため、出題分野の全体像をつかんでおくことが重要です。

主な出題分野
  • 保険
  • 税制
  • 不動産
  • 年金制度
  • 相続
  • 資産設計

上記の分野を効果的に学ぶためには、教材の構成や学習方法が自分に合っている講座を選ぶことが欠かせません。

通信講座で使われている教材にはいくつかの種類があり、特徴に応じて学習しやすい対象者が異なります。

教材形式ごとの特長と向いている人

教材の種類特長向いている人
映像講義図解や例題を用いた講師の解説で理解を助ける制度の全体像や用語の意味をつかみたい人
紙のテキスト書き込みやマーカーが可能で繰り返し見返せる自分のペースでじっくり学習したい人
スマホ学習機能通勤や家事の合間に操作でき、短時間でも学習できる日常のスキマ時間を有効に使いたい人

講座によっては、これらの教材を組み合わせた構成を採用している場合もあります。

たとえばフォーサイトは、フルカラーの紙テキストと映像講義の両方を活用する構成で、文章と図表をあわせて学びたい人に適しています。

スタディングはスマートフォンを中心とした学習設計となっており、通勤や家事の合間に短時間で進めたい人から選ばれています。

初学者が継続しやすい通信講座には、次のような機能が備えられています。

  • 各単元に対応した確認テストがついており、学習直後に定着度を確認できる
  • 苦手な分野をピンポイントで繰り返せる復習機能がある
  • 全体の進捗を一目で把握できる画面表示が用意されている
  • 1回15分〜30分の講義に分割され、集中力を保ちやすい設計になっている

FP技能検定は出題範囲が広いため、講座選びでは段階的に学習を進めやすく、繰り返し確認できる構成になっていることを必ず確認しましょう。

合格実績と質問対応の充実度を比較する

FP通信講座を比較する際には、教材構成や学習方法のわかりやすさに加えて、合格実績が公式に示されている講座を選ぶことが大切です。

フォーサイトは、2023年9月に実施されたFP2級試験で**合格率90.5%**を公式サイト上に掲載しています。

参照元:FP(ファイナンシャルプランナー)講座 – フォーサイト

全国平均を大きく上回る結果となっており、教材やカリキュラムが効果的に機能していることがわかります。

このように、合格実績を明示している講座は、指導方針や支援体制の信頼性を判断する材料になります。

合格率の記載がない講座でも、受講後の学習方法や質問対応に関する説明が具体的に記載されていれば、講座の特徴を把握しやすくなります。

とくにFP2級は実技問題の比重が大きく、初学者が合格を目指すには継続的な支援が必要です。

そのため、学習中に生じる疑問を早めに解消できる質問制度の仕組みを比較することが重要です。

質問対応を検討する際に注目すべき項目は、次のとおりです。

比較項目内容例
対応手段メール、チャット、専用アプリなど
回答までの時間即日〜翌営業日、または数日以内の返信対応
回数制限の有無無制限、月〇回まで、初回のみ対応など
対応者の属性講師による回答か、事務局スタッフによる対応か

たとえばユーキャンは、受講期間中の質問回数に制限がなく、専任スタッフが個別に対応しています。

スタディングでは、質問はチャット機能を通じて受け付けており、操作や学習の進行に関する内容には素早く対応できる仕組みが用意されています。

講座ごとの質問制度を比較することで、自分にとって疑問を解消しやすい学習手段を見つけやすくなります。

生活リズムに合わせた学習期間とサポート制度を確認する

FP通信講座は、受講期間の設定や支援制度の内容によって受講条件が大きく異なります

仕事や家事、子育てなどで学習時間が限られている人は、生活リズムに合った受講期間と制度を備えた講座を選ぶことが重要です。

FP技能検定では、3級は2〜3か月、2級は3〜6か月が一般的な学習期間とされています。

ただし、実際の学習ペースには個人差があります。

講座によって設定されている受講期間や対応制度には違いがあるため、あらかじめ確認しておく必要があります。

以下は、受講形態ごとの講座例と、それに合った受講者の特長を整理した表です。

受講形態主な講座例向いている人
短期間で学ぶアガルート、クレアール試験日が近く、短時間で集中して取り組みたい人
長く学ぶユーキャン、TAC忙しい日常の中で、少しずつ学習を進めたい人
延長に対応フォーサイト、LEC学習ペースに波があり、再受講や延長が必要な人

たとえば、フォーサイトでは、標準の受講期間に加えて3か月の延長申請が認められており、再手続きなしで学習の継続が可能です。

LECでは、対象講座において再受講割引制度が設けられており、不合格時の再挑戦を支援する仕組みが整っています。

スタディングやクレアールのように、日別の進捗ガイドや学習カレンダーを用意している講座もあります。

上記の機能があれば、試験日までの計画を立てやすく、学習の遅れにも柔軟に対応できます。

生活環境が変わっても、途中で中断せずに学習を続けられる仕組みを活用し、合格を目指しましょう。

FP通信講座は三つの視点で比較して選ぶ

FP通信講座を選ぶ際は、受講前に三つの判断基準を押さえておく必要があります。

比較項目を確認せずに申し込むと、学習が続かず受講料を無駄にする可能性があります。

  • 受講料と追加費用を含めた総額が明示されている
  • 対応している級と教材の難易度が目的に合っている
  • 質問対応やサポート制度が学習中の不安を解消できる

上記の三項目は、通信講座の継続率や合格達成率にも関わる重要な項目です。

まずは受講料や追加費用を含めた総額が、自分の予算と照らし合わせて考えましょう。

受講料と追加費用を総額で把握し予算と照らし合わせる

FP通信講座を選ぶ際は受講料の表示額だけでなく、追加費用の有無まで含めた総額を確認しておく必要です。

講座によっては、添削指導や質問対応、再受講などにかかる費用が別途発生する場合があります。

以下の項目は、講座の内容を正確に把握するために必ず確認しておきましょう。

確認項目内容の例
表示されている受講料3級と2級のセット価格、分割払いの有無など
添削・質問対応の費用回数に制限があり、超過時に追加料金が必要となる講座がある
再受講・延長の条件規定の受講期間を過ぎた場合、延長申請が有料になることがある

たとえば、質問対応に上限がある講座や再受講に追加費用が発生する場合もあるため、申し込み前に費用の内訳を確認しておかないと想定以上の支出につながります

選ぶ通信講座が費用が予算内であることはもちろん、自分の受検級と学習目的に適していることの確認も必要です。

対応している級と教材のレベルが目的に合っているか確認する

FP通信講座を選ぶ際は、対応している受検級と教材の難易度が自分の目的に合っていることを確認しておく必要があります。

学習経験の有無や保有資格によって、受検できる級が異なるため、講座の対応範囲は事前に把握しておきましょう。

以下は、講座を選ぶ際に確認しておくべき教材と対応級の確認項目です。

確認項目内容の例
対応している級3級・2級・AFP認定研修など、各級に対応している
教材の難易度初学者向けに図解ややさしい解説が用意されている/中級者向けに実践問題が中心である
学習内容の範囲出題頻度の高い項目を重点的に扱っている/実技試験に対応している

たとえば、基礎から学びたい人が中級者向けの教材を選ぶと制度や用語の理解に時間がかかり、学習効率が下がります。

2級対策として申し込んだにもかかわらず、実際には3級レベルの内容が中心となっている講座では、十分な対策が取れません。

合格に向け通信講座を受けるのであれば、質問対応やサポート体制も確認しておきたい内容です。

質問対応と添削制度の違いを比較して学習支援の充実度を見極める

FP通信講座では、講師への質問対応や添削制度の有無によって、学習の理解度や継続率に差が生まれます

疑問をそのままにせず解決できる環境が整っていれば、途中でつまずくことなく学習を進めやすくなります。

以下は、通信講座を比較する際に確認しておきたい学習支援の内容です。

確認項目内容の一例
質問の手段専用フォーム、メール、アプリ機能など
質問の回数設定無制限で利用できる講座もあれば、月単位で上限が設けられている講座もある
回答者の体制講師が直接対応する講座と、事務局スタッフが対応する講座に分かれている
添削の有無と回数添削課題の提出回数や形式、フィードバックの内容に違いがある
回答までの日数即日〜数日以内と講座により差があるため、あらかじめ目安を確認しておくとよい

質問対応の有無や添削の内容を確認せずに受講を始めると、疑問が残ったまま学習を続けることになりかねません。

自分に必要なサポートを受けられる、通信講座選びが重要となります。

3級から2級まで一貫して学べるFP通信講座を選ぶ場合も、事前に確認しておきたい項目があります。

3級から2級まで一貫して学べる通信講座は効率よく学べて費用も抑えられる

FP技能検定では、3級から2級へと段階的に受検する形式が一般的です。

3級と2級を一貫して学べる通信講座を選べば、基礎から応用へ知識を積み重ねられるカリキュラムとなっているため、重複のない効率的な学習が可能です。

さらに単体で申し込むよりも受講料が抑えられている講座が多く、費用面でも利点があります。

単体講座と一貫型講座の主な違い

比較項目単体講座一貫型講座(セット)
学習の順序それぞれ個別に学習3級→2級へと段階的に学べる設計
テキスト構成級ごとに異なる構成同一シリーズで構成され、内容の重複が少ない
演習問題各級に別々の問題集が付属3級の内容を踏まえて2級問題に応用できる
受講料合計すると割高になりやすいセット価格で受講料が抑えられている

3級と2級では共通する出題分野も多く、セット講座なら初学者でも学習内容を整理しながら進めることが可能です。

テキストや映像講義の形式が統一されている講座であれば、操作方法や教材の構成に戸惑うことなく、継続的な学習がしやすくなります。

3級の取得後に2級まで進む予定がある人は、あらかじめ一貫型の講座を選んでおくことで、時間と費用の両面で効率よく学べます。

3級と2級の出題範囲から一貫講座の効果を比較する

FP技能検定の試験では、3級と2級のどちらも同じ6分野が出題対象となっています。

ただし、問われる知識の深さや計算問題の比重には違いがあるため、段階的に理解を深めていける講座設計が求められます

出題分野と級別の学習ポイント

分野主な内容の例3級での出題傾向2級での出題傾向
ライフプランニング年金制度、社会保険、キャッシュフロー制度の仕組みや用語の理解計算問題・時系列分析
リスク管理保険の種類、保険金の支払要件各保険の基礎知識商品比較・必要保障額の計算
金融資産運用株式、投資信託、債券、利回りの計算用語や金融商品の特性の理解リスク・リターンの計算問題が増加
タックスプランニング所得税、控除制度、税率税区分と控除の種類所得分類と課税計算の応用
不動産売買・賃貸の契約、税制、評価方法不動産用語と契約知識固定資産税・譲渡所得・相続時の評価計算など
相続・事業承継相続税、法定相続人、遺言書の知識基礎控除の理解、法定相続分相続税の計算や非上場株式の評価

3級は基礎知識の正確な理解が求められ、用語や制度の把握が中心になります。

一方、2級では実務に近い計算問題や応用的な出題が増えるため、より実践的な対応力が必要です。

最初から3級と2級を一貫して学べる通信講座を選べば、学習内容が重複なしで段階的に必要な知識を積み上げられるカリキュラムで学ぶことができます。

セット講座は受講料だけでなく教材やサポート内容も統一されている

教材やサポートの形式を統一して学習を進めたい人には、3級と2級を一貫して学べるセット講座が効果的です。

講義の構成やテキストの編集方針、質問対応の仕組みがすべて同じ基準で整えられているため、学習の途中で混乱することがありません。

たとえば、単体講座を別々に申し込んだ場合には、講師や教材の形式、サポート体制が異なるケースもあり、学習の流れが分断される原因となります。

一方、セット講座では受講から修了までの流れが一本化されているため、途中で環境が変わることなく、継続的に取り組みやすくなります。

以下に、セット講座で統一されている主な内容を整理しました。

比較項目単体講座の場合一貫型セット講座
教材の構成講座ごとに構成や編集方針が異なることがある全体を通じて同じ構成で学べる
講義スタイル担当講師や解説の仕方が変わる場合がある同じスタイルで学習を進められる
質問・添削質問回数や対応者が講座ごとに異なる場合がある回答の手順やフィードバック方針が統一されている
サポート期間それぞれに異なる期間が設定されていることがある全体に対応した長めの期間が設定されている

3級と2級の出題形式や重点分野には違いがあるため、講座全体が一貫した構成で設計されていることで、無理なく段階的に学習内容を深めやすくなります。

一貫型の通信講座は申し込み手続きや学習計画の管理も簡単になる

一貫型の講座であれば、3級と2級の申込みを一度にまとめておこなえるため、受講手続きの手間を減らすことが可能です。

FP3級と2級を別々の通信講座で申し込みした場合、申し込みや学習スケジュールを別々に立てなければならず、手続きの手間も増えます。

一貫型のセット講座であれば、3級の学習が終わったあと、そのまま2級へと進めるカリキュラムが組まれています。

つまり次に取り組む内容を迷うことなく、自然な流れで学習を継続できるということです。

以下の表では、手続きや進行管理における違いを比較しています。

比較項目単体講座一貫型講座
申込み・支払い各講座ごとに個別対応が必要まとめて一括申込みが可能
スケジュール設計各級ごとに個別計画を立てる必要がある3級から2級までを段階的に学習できるよう設計されている
学習の流れ学習ごとに手順を切り替える必要がある次に進む内容が明確で、計画的に継続しやすい

学習スケジュールの立案に不安がある人や、受講管理の負担を減らしたい人には、一貫型通信講座が適しています。

FP講座の中にはAFP認定研修を含むものもあり資格取得につなげられる

FP2級の通信講座の中には、AFP認定研修をあわせて受講できる講座があります。

AFPはAffiliated Financial Plannerの略称であり、日本FP協会が認定する民間資格です。

以下は、AFP資格を取得することによって得られる主な利点です。

項目内容
実務スキルの証明ライフプラン作成や資産運用、保険、税金、相続に関する実務的な知識があると認められます。
就職・転職で有利金融機関や不動産会社、税理士事務所などで、実務力のある人材として評価されやすくなります。
信頼性の向上顧客向けサービスやコンサルティング業務において、「FP協会認定」という肩書きが信頼性につながります。
上位資格CFPへのステップAFPを取得していないと、上位資格であるCFPの受検資格を得ることができません。
継続教育で最新情報に触れられるAFP資格者には継続教育(CE)制度があり、最新の金融知識を学び続ける仕組みが整えられています。

AFPは実務に即した知識を習得できることから、資格を仕事に活かしたい人や上位資格であるCFPへのステップアップにもつながります。

ただし、AFPを取得するにはFP2級とは別に、日本FP協会が指定する認定研修を修了しなければなりません。

将来的にAFPの取得を考えている場合は、あらかじめ認定研修に対応した通信講座を選ぶことが重要です。

AFP資格を取得するには研修修了と2級合格の両方が必要になる

AFPの資格はFP2級の合格に加え、日本FP協会が認定する研修課程の修了が必要になります。

資格を取得するには、次の2つの条件をいずれも満たす必要があります。

要件内容
FP2級の合格日本FP協会が実施するFP技能検定2級に合格していること
認定研修の修了協会が指定するAFP認定研修を受講し、所定の課題(ライフプラン設計書など)を提出して修了していること

認定研修では、顧客の資産状況や将来設計に基づいたライフプラン設計書の作成が求められるため、知識の理解に加えて実務的な力も養われます

FP2級とAFPの取得に必要な要件を満たすには、試験日程や研修スケジュールを見据えた準備も欠かせません。

AFP資格の取得時期と準備の進め方を確認する

FP2級とAFPの資格を取得するには、各々の要件を満たす時期と順序を確認しておく必要があります。

AFPの取得には、日本FP協会が指定する認定研修の修了と、FP2級試験の合格が求められます。

研修では、ライフプラン設計書の作成を含む課題の提出が必要となるため、事前に十分な準備が必要です。

一部の通信講座では、FP2級の学習と並行してAFP認定研修を進められるよう、受講スケジュールが設計されています。

試験日や研修の提出期限など、計画全体を見通してから受講を始めることが大切です。

以下は、AFP取得を視野に入れる際に確認しておくべき主な項目です。

確認項目内容の例
研修の受講開始時期FP2級の学習と同時に研修を始められる講座であること
認定課題の提出期限試験日までに余裕をもって課題を提出できる期間が設定されていること
学習スケジュールの明示学習の進行順序や目安時間が明示されている講座であること
質問や添削の対応体制課題に関する質問や講師によるフィードバック体制が整っている講座
試験と研修の進行順序案内試験と研修の進め方や注意点が案内されている講座

試験と研修の条件を両方満たすには、提出時期や学習進度をあらかじめ把握し、無理のない学習計画を立てることが欠かせません。

教育訓練給付制度を活用できるFP通信講座を事前に確認する

FP通信講座の中には、厚生労働省が指定する教育訓練給付制度に対応している講座があります。

教育訓練給付制度を利用すれば、受講修了後に受講料の一部が支給されるため、自己負担額を抑えて学習を進めることができます。

費用面の負担をできるだけ軽減したい人であれば、給付制度の対象である通信講座を選びましょう。

制度の対象講座であれば受講費用の20%が戻ってくる

教育訓練給付制度は、厚生労働省が指定する講座を修了した場合に、受講料の20%(上限10万円)が支給される制度です。

制度の対象となるのは、社会保険の被保険者期間が原則1年以上ある人で、初回申請時には在職中または離職後1年以内であることです。

たとえば、受講料が8万円の通信講座を修了した場合、最大で16,000円がハローワークから支給されるため、実質的な負担は64,000円となります。

支給額の上限は10万円までとされているため、講座によっては20%に満たない金額が給付される場合もあります。

支給を受けるためには、講座修了後に所定の書類を揃えて、ハローワークへ申請が必要です。

対象講座の調べ方と受給までの流れを把握する

教育訓練給付制度の対象講座を調べるには、厚生労働省が提供している教育訓練給付制度検索システムで検索できます。

検索窓に講座名や実施団体名を入力すれば、対象講座かどうかを検索できます。

通信講座の公式サイトにも教育訓練給付制度対象といった記載があるため、受講前に制度の適用可否を確認しておきましょう。

給付制度を利用するには、以下の流れで手続きを進める必要があります。

  1. 対象講座に申込み、修了まで学習を進める
  2. 講座修了後に、修了証明書や領収書などの必要書類を受け取る
  3. 書類をそろえてハローワークに提出し、申請手続きをおこなう
  4. 書類審査後、給付金が指定口座に振り込まれる

申請は講座修了日から1か月以内が原則であり、あらかじめ必要書類と申請期限の確認が必要です。

必要書類には本人確認書類、雇用保険の加入履歴を確認する書類、支給申請書などが含まれます。

申請は原則として本人がハローワークに出向いておこなう必要があり、郵送やオンラインでは受け付けていません。

受付時間や必要書類は自治体によって異なる場合があるため、事前に最寄りのハローワークに問い合わせて確認しておきましょう。

給付制度対応の講座を一覧で比較

受講料や支給額、実質負担額などを把握することで講座選びの判断材料になります。

給付制度に対応している、主要な通信講座の比較は以下のとおりです。

スクロールできます
通信講座名受講料(税込)支給額(20%)実質負担額標準学習期間備考
スタディング31,900円6,380円25,520円記載なし給付対象:3級+2級セット
フォーサイト60,800円〜12,160円〜48,640円〜最短2か月バリューセット対象
アガルート49,280円〜対象外対象外記載なし教育訓練給付制度は非対応
ユーキャン64,000円12,800円51,200円6か月3級+2級セット対象
TAC108,000円21,600円86,400円記載なしセット・2級単体いずれも対象
LEC95,700円19,140円76,560円記載なし3級+2級+AFPパックが対象
資格の大原66,000円13,200円52,800円5か月2級・AFP対応コースが対象
クレアール49,500円6,960円27,840円記載なし3級+2級セット対象
日本マンパワー62,700円(2級)他非対応*非対応*記載なし教育訓練給付制度は非対応
※対象講座の明記なし

制度を利用できる人なら費用負担を軽減できるだけでなく、FPの資格を取得すると仕事など様々な場面で活かすことが可能です。

FP資格を取得すれば仕事と生活の両面で活かせる

FP資格を取得すると、金融や保険、不動産などの実務で専門知識を証明でき、業務評価や職種選択にもつながります

家計の見直しや税金対策、住宅ローンの選択、相続対策などの生活面でも知識を活用できます。

金融や保険業界で働く人にとっては、業務に直結する資格として取得の価値があります。

FP資格は金融や保険業界の実務に役立ち職務評価にもつながる

FP資格は銀行や証券会社、保険代理店などの金融業界をはじめ、不動産会社や税理士事務所でも活用されている資格です。

資格を取得していることで、業務に必要な保険制度や金融商品の知識を学んでいることが証明されるため、顧客への提案や説明に信頼度が上がります

とくに保険や資産運用の分野では、FP2級以上を取得していることで、昇進や人事評価の条件に含まれる場合があります。

つまり、FP資格は金融や保険業界での実務に役立つだけでなく、職務評価の面でも効果が期待できる資格ということです。

資格を保有していれば、配属される部署の幅が広がるだけでなく、業務範囲の拡大や研修免除される時もあります。

FP資格を取得すると住宅ローンの計画や教育資金の準備など、生活全般に役立てることができます。

具体的にFP資格が活かせる場面は、以下のような場合です。

生活場面活用できるFP知識
住宅購入時住宅ローンの金利比較、返済シミュレーション、税控除制度の活用
家計の見直し支出の最適化、生活設計に合わせた資産配分と保険の見直し
老後資金の準備公的年金制度の仕組み、iDeCoやNISAの運用活用
相続・贈与の対策基礎控除、相続税の計算、遺言書の基本と法的手続き
子育て資金の準備教育費の見通し、学資保険や積立商品の選び方

上記のようにFP資格で得た知識は家計管理を見直したい人や、ライフプランを立てたい人にとって役立てることができます。

副業や独立開業につながるキャリア設計の幅も広がる

FP資格を取得すると、副業や独立開業といった働き方の選択肢が広がり、将来のキャリア設計の幅も広がります

とくに日本FP協会が認定する2級、AFP以上の資格を保有していれば、以下のような業務を副業または本業として展開することが可能です。

活用方法内容の一例
家計相談・資産設計一般家庭を対象に、ライフプランや資産運用のアドバイスを有料で提供する業務
保険や不動産の営業支援FP資格を活かして保険や住宅ローンの提案補助をおこない、成果に応じた報酬を得る
執筆・講師活動マネーセミナーや市民講座などでの登壇、または金融系Webメディアへのコラム執筆
独立系FP事務所の開設自身でFP事務所を開業し、個人や中小企業に向けた中立的なアドバイスサービスを展開
上位資格(CFP)への進学AFPの上位資格であるCFPを取得すれば、より高度な相談対応が可能となり、業務の幅が広がる

FP資格は営業職などの業務内での活用にとどまらず、専門性を活かした副業や独立を考えている人にとっても価値のある資格です。

副業を許可している企業に勤務している人や、将来的に独立を視野に入れている人であれば、FP資格を取得しておくことで活動の幅が広がります。

ただし、独立開業をする場合は実務経験や信頼の構築、継続的な情報更新が必要となるため、長期的な視点で準備を進めることも重要です。

FP通信講座に関するよくある質問

以下では、FP通信講座に関してよく寄せられる疑問について回答をまとめました。

初めて講座を受講する人や、他資格と迷っている人にとっても参考になる情報を紹介します。

FP通信講座の勉強期間はどれくらいかかりますか?

FP3級の学習期間は約1〜2か月、FP2級は3〜6か月が一般的です。

通信講座のカリキュラムによっては、最短2か月程度で2級合格を目指せるコースもあります。

独学ではなく通信講座を選ぶメリットはありますか?

通信講座はカリキュラムが体系化されており、重要ポイントに絞って学習できるため効率が良く、質問対応や添削などのサポートが受けられる点も大きなメリットです。

FP3級から2級まで一貫して受けられる講座はありますか?

一貫して学べる通信講座は複数あり、3級から2級まで連続して学習できるように教材や学習設計が統一されています。

費用も単体受講より抑えられるケースがほとんどです。

スマホだけで完結できる通信講座はありますか?

スタディングやフォーサイトなど、一部の通信講座は動画視聴や問題演習、質問対応までスマホだけで完結できる設計です。

忙しい人、スキマ時間を有効活用したい人に向いています。

教育訓練給付制度を使えるFP通信講座はありますか?

LECやTAC、フォーサイトやクレアールなどが対応講座を提供しています。

受講前にハローワークへの申請が必要で、条件を満たせば受講料の20%(最大10万円)が支給されます。

当記事の監修者

白根 陸夫のアバター 白根 陸夫 株式会社キャリア・ブレーン 代表取締役

当記事は公的機関をはじめ、信頼度の高い情報源をもとに製作しておりますが、記事の内容につきましてご指摘およびご質問等ございましたら、当社のお問い合わせフォームにてご連絡ください。記事内容の確認、修正等の対応をいたします。

目次