「新卒がすぐに辞めない採用方法」
-経営書院刊

グループディスカッションの活用で人材の発掘・育成

就活コンサルタント/プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー® 白根敦子著

日本では、少子高齢化が叫ばれて長い時間が経っています。人材不足で、若手が欲しい職場は、常に忙しく案件に振り回されている状況かとお察しします。さらには、高い広告費をかけて新卒を採っても、すぐに辞めてしまう現状に「他社も同じだから」と改善することを諦めている方もいらっしゃるでしょう。経営者の方にとっては、事業継承するにしても、人材不足で良い人材がいない状況では、会社を潰すことすら出来ないかもしれないいう危機感をお持ちかもしれません。そこで、一度立ち返ってみていただきたいのですが、何のために会社を経営されているのか、いわゆる経営理念の概念ですが、会社は、理念を元にして、共に共創してきくための組織です。創業の理念が社員にまで浸透し、それに賛同してくれる社員を採れていますか。人材不足だからと言って、採用基準に達していない人材を採用していませんか。あるいは、採用基準そのものが、あいまいだったりするかもしれません。採用基準をきちんと決める、さらに達していない人材は、育ててから入社させるという施策の実行に、この本を活用してください。

環境を変えるのは、ニューカマー(新しく来た者)からというのが定説です。採用した新人の意識が高いほど、先輩方は、手本を見せなくてはと、襟を正しますから、自ずと会社は変わってくるものです。学生と社会人の意識の乖離が大きくなっている3昨今、新卒の人材育成は、会社の社会的責任と言っても過言ではありません。採用時から、人材育成は、始まっているのです。さらには、会社の理念に賛同する後進を育て、会社を継承していく人材を採るという重要な責務を担っているという自覚の上で、新卒採用に取り組んでいただきたい思います。この本が貴社の新卒採用にあたり、単に新卒採用のノウハウを学ぶだけでなく、人材育成の一環であるという意識改革と「少なくとも3年は勤める新卒」採用の仕組みづくり、採用革新を支援できれば幸甚です。

ー目次ー

まえがき あなたの会社の取り組みをチェックしましょう
第1章 新卒採用を取り巻く環境
第2章 十年一日のごとき採用プロセスの現状
第3章 企業が正社員に求める責務
第4章 若手社員の就労意識にヒントを探す
第5章 意識改革のためのグループディスカッションの実施要領とテーマ
第6章 グループディスカッション選考を成功させるコツ
第7章 グループディスカッション評価表づくり
第8章 グループディスカッションは選考の場であるが、人材育成の場でもある
第9章 能力適性テストを自前でつくる
第10章 内定者教育によって意識の高い即戦力のプロパー正社員をつくる
第11章 ビジネス・コーチ養成とコーチング概論
あとがき

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