キャリア式職務経歴書のつくり方/売込みの仕方②
このブログは新卒見込み者以外、1日でも職歴がある人を対象に書いています。
新卒がはじめて働く会社の正式入社日は4月1日です。1日で辞めてしまう人もいますがこの1日を立派な職務経歴に仕上げることができます。
「プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®」はクライアントとキャリアカウンセリングによって在学中のアルバイトやクラブ・ゼミ活動経験を聞き出しこれらの体験で得た成功体験を分析、潜在する優れた職務遂行能力を見極めこれを盛り込んだ「キャリア式職務経歴書」をつくることができます。
余談ですが、就職・転職・再就職にあたり応募書類は「履歴書と職務経歴書」と記されています。
筆者が在職中(22歳~52歳まで5社において人事経験)、ある会社での出来事です。応募者で50代の管理職経験者がおりました。
封書が送られてきました。開封してみると、履歴書と職務経歴書が入っています。経歴が素晴らしかったのでどういう用件ですかと電話してみると「御社に応募したい」とのことでした。そうであれば「添え状」を添付し送付してくるのが50代ビジネスパーソンの常識ではないかと思いますが、本人曰く「添え状」を送れと書いてなかったから添付しなかったと言っていました。筆者から見ると常識外れにみえますが、そうではない常識の持ち主もいるとびっくりした体験です。
「履歴書・職務経歴書・添え状」が三点揃って応募書類となります。
「添え状」は立派な売込ツールです。
さて、職務経歴書の様式は二種類あります。時系列式とキャリア式です。時系列式は正式には「編年体式」と呼ばれていますので覚えておいてください。
履歴書に記載する職歴は時系列で記述します。そのまま少し詳しく仕事内容を解説することによって編年体式職務経歴書が完成します。
「添え状」を添付し郵送します。書類選考結果を待ちます。一次面に呼ばれるのをひたすら待ちます。競合がひしめく中、この編年体式職務経歴書で勝てるか?
勝てません。
仕事内容の変遷をただ羅列した職務経歴書はどこの会社にもある「職務分掌(書)」と同じだからです。
「やってて当たり前、出来て当たり前」の仕事を記載しているのみなのです。だから競争力がないのです。
職務分掌記載の仕事と同じ仕事しかできない人材なら年齢は若いほうが有利です。或いは新卒を教育した方が安上がりです。
ではどうしたら競合を排除して「これぞまっていた人材だ!」と抜きんでた存在になれるか。
「出来る人材」「課題解決できる人材」と一見して分からしめる力のある証明が「キャリア式職務経歴書」です。
理屈が分かれば誰にでも出来ますが、第三者をうならせる作品に仕上げるには「プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®」の支援が絶対に必要なのです。
その理由は・・以上、次号に続く。
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