キャリア式職務経歴書のつくり方/売込みの仕方⑰
営利を目的としていない組織で働く人、或いは営利企業においても間接部門(直接売ったり、買ったり、つくったりする部門ではない部門のこと)で働く人は、最大限利潤を上げる方策、すなわち、↑Q(品質) ↓C(コスト) ↓D(納期) ↑(数量) ↓(時間) ↓(人数) を指標としてつね日頃仕事しているかと問われると即答できる人は多くありません。
それではこれらに代わる指標(代用特性)はなにか、それは「売り込みの仕方⑬」に示した5特性、33要素です。
キャリア式職務経歴書のタイトルは「主たる経験及び達成事項」とします。欄外に小さく「職務経歴書」と記載します。職務遂行能力ごとの成功体験を営利を目的としていない組織で働く人の例としてその4を紹介します。
「主たる経験及び達成事項」 |
ウリとする職務遂行能力例:業務改善へのつよい関心と適切な手法駆使による改善実践力 |
成功事例:その4 ④車両整備において不具合をチェックシートとパレート図によって解析、多発不具合対応マニュアルを標準化することによって復旧作業時間を平均〇時間から〇時間へ大幅削減した。この手法を関連部門へ水平展開し大きな成果を上げた。 注:パレート図とは、あるものを構成する項目ごとの値、あるいは階級ごとの度数を大きい順に並べた棒グラフと、その累積の構成比を表す折れ線グラフを組み合わせたグラフ。全体から見て最も割合が大きい項目を「A」、中程度の項目を「B」、少ない項目は「C」と分類し、割合の大きい「A」から対処していく方法(ABC分析という)。 |
次号に続く。
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