退職金を目指して働いてきた日本人
やる気・遣り甲斐を考えさせるヒントがニュースになっています。
日本企業で従業員エンゲージメントの強い社員の割合はわずか5%、「世界最低」: 米ギャラップ社調べ
これは、「終身雇用制度」の弊害です。最終学校卒業後、定年制のある企業や団体に勤務し多くの場合、定年は満60歳とされています。ここでは、定年までをファーストキャリアと、呼ぶことにします。
満60歳マイナス18歳(高卒)~20歳(専門卒)~22歳(大卒)~24歳(院卒)=ファーストキャリアの期間。42年間~40年間~38年間~36年間となります。勤務したての頃は定年まで勤めあげるのはずいぶん長いと思うのですが、50代になってみればあっという間という感覚の人が大多数です。この間、生き甲斐、遣り甲斐をもって生き抜いてきたかどうか、思い返すとほとんどの人は定年を目指して、換言すれば「退職金受け取りを目指して」企業・団体に勤務してきたのではないでしょうか。大過なく働き定年を迎えることが生き甲斐・遣り甲斐ではなかったでしょうか。
この記事の通り、調査機関が対象にした世界145カ国中最下位の成績。「仕事に熱意」日本5%。つまり、それはわずか20人にひとりです。これは、正社員はいったん採用されれば定年まで解雇されない「終身雇用制度」の弊害です(本人責任による懲戒解雇はあります)。
仕事の熱意=遣り甲斐に関係なく雇用され続け、昇進は年功序列制度で勤続年数が増えるにしたがって昇進していきます。転職すれば一年生に逆戻り。転職への興味関心はあるが退職金がちらついて、辞めることができない。だから生き甲斐・働き甲斐はしいて言えば「大過なく過ごすこと」になります。
あなたには、「大過なく過ごしたこと」に後悔するヒマは、ありません。これから定年後のセカンドキャリアの期間がますます長くなります。では、どうしたらいいか。80歳現役で稼ぎ続けているわたくしどもにすぐご相談ください。大逆転のアドバイスが得られますよ。
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